BioSenseウォッチは、世界初の空気質モニタリング機能を搭載したヘルスバンドで、AirSenseM1 空気質モジュールを内蔵しています。このモジュールには3つの異なるセンサーが組み込まれており、室内空気質 (IAQ)、屋外空気質(OAQ)、そして総合空気質指数(GAQI)をリアルタイムで測定します。さらに、周辺温度と湿度の測定も可能です。
AirSenseM1はMEMS (微小電気機械システム)とMOX(金属酸化物)ケミレジスタを活用し、BioSense ウォッチ本体から超低消費電力で動作します。さらに、独自のアルゴリズムとAIを組み合わせることで、屋内外のガス成分を正確に検出することが可能です。AirSenseM1には以下の機能が搭載されています。
- オゾンと二酸化窒素を検出するガスセンサー
- TVOC(総揮発性有機化合物)および室内空気質を検出するガスセンサー
- 高性能な相対温度・湿度センサー
ウォッチを着用していない間は、例えば、デスク上などにウォッチを置いておくことで、安定した空気質モニターとしても機能します。
BioSenseウォッチはウェアラブル空気質モニターとして使用が可能なため、常に変化する環境に応じて測定を行います。ユーザーは日常生活の中で、屋内と屋外を頻繁に移動するため、正確に「屋内」「屋外」の境界を判断するのが難しい場合もあります。一例として、窓が大きく開いた室内にいる場合などが挙げられます。
こうした「曖昧な空間領域」を考慮し、より包括的な測定を提供するために、Vyvoテクノロジー社は総合空気質指数 (GAQI)を開発しました。この指標は、センサーの測定結果すべてを統合分析し、室内空気質(IAQ)、屋外空有気質(AQI)、温度、湿度などを総合的に評価して、全体的な空気質を表示する機能です。
BioSenseウォッチでは、既存のウェアラブル・デバイスが30分ごとに健康データを測定するのと同様に、空気質を30分ごとに自動測定し、総合空気質を推定します。総合空気質指数(GAQI)は、ユーザーが滞在している場所の空気質をリアルタイムで最適に表す指標であり、運動を行うべきか否か、どこで行うのが最適か(室内または屋外)などの判断に必要な重要情報を提供し、ユーザーをサポートします。